今から10年ほど前、アルカリ効果もとなうポリフェノールが身体に有効な成分として一時期もてはやされ、赤ワインのブームがあった。
ソムリエだのチーズだのバニラの香りに銀を舐めた時の味とかうんちくもたくさん聞いた。
現在はそれほどでもないがそんな流行とは関係なく、やはりワインは旨い醸造酒である。
西洋の物であっても認めざるをえない文化だ。
またそれに関連する農園や城、製造行程と施設全てが高い文化性と共にあると思う。
日本でも造り酒屋同士が自慢の酒を競い合ったように旨いものに対する追求には果てがなく、競い合いはしても大きな争いは起こらない。
美味しい物はいつも人間に幸せをもたらす好例である。
この神戸市立農業公園内にある神戸ワイン城は現代建築であるがこぢんまりとまとまっていてなんとも嫌みのない、良い建物だ。
サントリー山崎ブルワリーなどとも共通した趣を持ち、晴れた日に見る周辺の緑とのコントラストは見る者の気持ちを和やかにさせる。
中央広場に立ってみると赤い屋根と床の煉瓦タイルの雰囲気が「倉敷アイビースクエア」のようである。
地下の熟成館は冷んやりしていてバレルや瓶詰めワインが安置してある。
メルローと書いてあるものが多かった。
個人的にはカベルネ・ソーヴィニヨンのフルボディを好むが実のところ味の違いはよく解っていない。
知っているのはボルドーに多く果粒が小さく、果皮は厚く硬く、種が大きく、苦みと酸味が強く、絞れる量も少なく、長時間寝かせられるので値段が高いものが多いという事。
でも、飲んで判定することは出来ない。
おもしろいものでブドウの房ははじめは上を向いている。
果粒が肥大して重くなってくると引力の法則に従って、横、下と次第に向きを変える。
今年は梅雨の雨もそこそこ降ったし、これから猛暑がやってきそうなので良いブドウが収穫できるのではないだろうか。
秋口に昼夜の寒暖差が大きくなればさらに良い。
果樹園はどれもそうだがブドウの栽培管理は特に大変そうである。
しかしそう言ったことはよそにこれからの時期、広い面積のブドウ畑は素晴らしく美しい眺めとなる。
ブドウの樹は一定の樹齢を過ぎると一樹の収穫量が減っていき、20年以上経過すると旨味が増すという。
「財団法人神戸みのりの公社」の運営。
「財団法人神戸市園芸振興基金協会」として発足したらしい。
「フルーツフラワーパーク」など県内に様々な施設を運営・展開している。
神戸ワインは農業公園開園と同時に設立された「神戸ワイン株式会社」が製造販売している。
■住 所:〒651-2204 神戸市西区押部谷町高和1557-1
■電話番号:078-991-3911
■開園時間:9:00〜17:00
■休 園 日:年末年始及び2月に臨時休園日、以外無休
入園料・駐車料は、無料
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